Palo Santo MIDORI工房
私たちの理念
現在、世界最大規模で森林伐採が行われている国、パラグアイ。
「今ある緑を少しでも多く未来に残したい」
そんな思いをMIDORIという名前に込めています。
パラグアイには未発掘の魅力がまだまだたくさんあります。
それらを日本人の感性とデザイン力によって引き出し、新たな価値を生み出します。
南米で最も有名な香木、Palo Santo
パラグアイの人々にとって特別な木。
それが「聖なる木」という意味を持つ、パロサントです。
この木は古くから、油分を抽出してアロマオイル、
木材として建築や家具、雑貨や調度品、
さらには虫除けなどにも使われ、人々の生活を支えてきました。
様々な効能と良い香りを持つことから神聖視され、
悪霊を払い幸せを呼ぶと言われています。
現代でも治療や儀式に使う部族がいる他、
キリスト教会の十字架にも使われています。
金と同じ価格の木・・・ その驚くべき薬効
このパロサントに関するいくつかの論文によると、
特別視されるのも頷ける効能を持っていることが分かります。
『アロマ』
ストレス解消、抗炎症効果、リンパの流れ促進、精神安定、血液循環促進、咳や喘息、
気管支炎などの呼吸器系(肺や喉)疾患の緩和、関節炎
『身体塗布』
リウマチ、関節炎、腰痛、痛風の緩和、血液浄化、血液循環の促進、皮膚の免疫力向上、打ち身や打撲、内出血、水虫
また、16世紀にヨーロッパで梅毒が大流行した際、
パロサントを煎じて飲むのが有効とされ、
なんと金と同じ価格で取引されていました。
この有用な木は、南米中央部でパラグアイ、アルゼンチン、
ボリビア、ブラジルにまたがる、広大なチャコ平原にしか
自生しておらず、人工での繁殖は成功していない上、
成長するのに100年もの時間がかかるので、貴重なものとなっています。
色が変わる⁉ 茶色→深緑に変化する不思議な木材
木目が細かいことと油分を多く含むことから、
パロサントは磨き上げると非常に滑らかで
美しい仕上がりになります。
また、陽光に当たると深緑色に変化していく性質があり、
長く使うほどに味わい深い色味になっていくのも魅力です。
私たちのこだわり
MIDORIは環境への配慮と自然由来を徹底しています。
ほとんどの商品は現地の向上から出た端材を利用して作っています。
磨き上げは極細ヤスリを使用し、すべて手作業で行っています。
仕上げやデザインの工程はパラグアイ人の若者と共同で行っています。
商品の仕上げにはニスなどの化学物質を一切使わず、
蜜蝋で仕上げています。
使い方
パロサントは油分が多く、高温に弱い性質があるため、
熱湯のご使用はお控えください。
(耐熱温度0~40℃程度)
火気の近くに置くこともお控え下さい。
シミの原因となる油分の多いもの、色味の強い料理や
臭いの強いものなどには、クッキングペーパーを敷いての
ご使用をお勧めします。
洗浄
漬け置き洗いはカビの原因になりますので、
使用後はすぐに洗浄してください。
洗浄後は、水気をふき取り自然乾燥してください。
パロサントの食器は生きている
パロサントは非常に硬く、密度の高い木なので、
乾燥や気温の変化に弱いという性質があります。
直射日光の当たらない、風通しの良い場所に保管してください。
表面が乾燥し、ツヤが減ってきたら、オリーブオイルなどの
食用オイルを少量含ませた布で木目に沿って拭いてください。
食器の保湿ににもつながります。
オイルを塗った後は3時間以上乾燥させてください。
(お手入れ用のクリームも販売しております。
パロサントの油分も含んでおり、ツヤが長持ちするのでおススメです)
1~2ヵ月に一度、お手入れしていただくと長持ちし、
美しい経年変化をお楽しみいただけます。
万が一熱湯などがパロサントにかかった場合、
油分が表面に浮き出てくことがあります。
茶色いシミのようになりますが、これは天然由来の油分ですので、
取り去ることができます。
パロサントの食器は生き物です。愛情を注いであげれば
何年も美しい姿を楽しむことができます。
MIDORI SHOW ROOM
San Antonio 1717 c/ Tataré, Fdo. de la Mora, Zona Norte, パラグアイ
TEL: 0982-794484
商品はパラグアイのショールームよりお届けします。